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バラははるかな昔から地球上に咲き続けています。
古代エジプト文明の墓跡からは「バラの花輪」が出土し、最古のバラの絵はクレタ文明遺跡の壁画に残っています。古代ギリシャ最大の女流詩人サッフォーはバラを「花の女王」と讃え、古代エジプトの女王クレオパトラが、床一面にバラの花びらを敷き詰めたというエピソードは有名です。中世ルネッサンスの画家・ボッティチェリは「ビーナスの誕生」で、この世で一番美しきビーナスを飾るためにバラの花を降らせました。
文明の歴史が始まって以来、バラは花の代表、美と愛、喜びの象徴として讃えられてきたのです。

古代から人々に愛されたバラは、もっとも品種改良が多く行なわれた植物の一つでもあります。現在、バラの園芸品種は、知られているだけでその数2万品種以上といわれ、さらに新品種が発表されています。
長い品種改良の歴史の中で、一番の功労者は、今も「バラのパトロン」と賞賛されているナポレオンの皇后、ジョセフィーヌでしょう。19世紀初めにジョセフィーヌは、パリ郊外の宮殿に世界中のバラを集めました。
こうして集められたバラは、その後フランスを中心に、ヨーロッパの国々で品種改良を進めるのに役立ち、現代を代表するタイプ、ハイブリッド・ティー系のバラの第1号とされる「ラ・フランス」が、1867年、フランス・リヨンの作出家ギヨーによって発表されました。この年より先にあったタイプのバラがオールド・ローズ、それ以降に現れたタイプのバラがモダンローズと呼ばれています。

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